• 作者:四方田 犬彦
  • 分类: 电影

「激動の昭和史」とよく言われますが、歴史の大河の前には、一個人の生涯なんて普通は埋没してしまいます。ただ、当時の銀幕スターだった「李香蘭」は、その数奇な運命により、歴史の表舞台に登場し、戦後も時代の流れと共にその名も役割も変えて活躍しました。

この『日本の女優-日本の50年 日本の200年-』は、当時、絶大な人気を誇り、共に1920年に生まれた李香蘭と原節子、この一見対極的な二人の女優の生涯を、当時の主演映画を通して鋭く考察した本です。

一人は国策のため日満の架け橋となった歌姫、もう一人は戦前戦後の日本を代表する女優として。

昭和の世相史、というには、とても重い命題を背負わされた二人です。その後の人生への対処も対照的です。今だベールに包まれた「原節子」は永遠に語り継がれる女優でしょう。そしてそれは「山口百恵伝説」へと受け継がれていきます。 ...

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「激動の昭和史」とよく言われますが、歴史の大河の前には、一個人の生涯なんて普通は埋没してしまいます。ただ、当時の銀幕スターだった「李香蘭」は、その数奇な運命により、歴史の表舞台に登場し、戦後も時代の流れと共にその名も役割も変えて活躍しました。

この『日本の女優-日本の50年 日本の200年-』は、当時、絶大な人気を誇り、共に1920年に生まれた李香蘭と原節子、この一見対極的な二人の女優の生涯を、当時の主演映画を通して鋭く考察した本です。

一人は国策のため日満の架け橋となった歌姫、もう一人は戦前戦後の日本を代表する女優として。

昭和の世相史、というには、とても重い命題を背負わされた二人です。その後の人生への対処も対照的です。今だベールに包まれた「原節子」は永遠に語り継がれる女優でしょう。そしてそれは「山口百恵伝説」へと受け継がれていきます。

このお二人と、今年芸歴70年をむかえた、同じ1920年生まれの森光子。

活躍した時代は、それぞれ違いますが、奇しくも4ヶ月の間に順番にこの世に生を受けた3人の大女優は、逞しく、大正・昭和・平成と生きぬき、今年何回目かの年女を迎えられました

四方田犬彥

一九五三年生於日本兵庫縣西宮。畢業於東京教育大學農學部附屬中學、高中,於東京大學文學部主修宗教學、研究所學習比較文學。現於明治學院大學教授電影史。《月島物語》(集英社文庫)榮獲齊藤綠雨文學獎,《歡迎來到電影史》(岩波書店)獲三得利學藝獎,《摩洛哥流謫》(新潮社)獲伊藤整文學獎。其他還著有《摩滅之賦》(筑摩書房)、《電影和表象不可能性》(產業圖書),譯著有《回到巴勒斯坦》(作品社),鮑爾斯《優雅的獵物》(新潮社)等。

譯者簡介

詹慕如

自由口筆譯工作者。譯作多數為文學小說、人文作品,並從事各領域之同步、逐步口譯。

臉書專頁:譯窩豐 www.facebook.com/interjptw